M&Aコンサルとは、M&Aの案件に特化して受注とアドバイスをする業者の事です。コンサル業務としては、M&Aの売り手と買い手からの相談やM&Aの契約を代理で締結したりします。この記事では無数にあるM&Aコンサル会社12社を比較解説してピッタリな1社を紹介します。
1)M&Aコンサルとは
M&Aコンサルとは、どのような業務をしているのでしょうか?色々ありますが、以下のような業務がメインとなります。
【1】M&Aコンサルの業務内容
- M&Aの買い手や売り手に対する受注や助言行為
- M&Aの契約の代理締結
- M&Aの買収や売却に関する戦略の立案
- M&A成立後の組織再編相談
- 各種専門業者への紹介業務
M&Aコンサル会社のサービス自体はM&A契約までで終了となります。
しかし、コンサル会社の規模によっては、弁護士や社労士などの専門家が在籍している事もありM&A後の組織再編まで相談できます。
【2】M&Aコンサルタントは公的な資格が存在しない?
M&Aコンサルには資格が存在しない理由はなぜでしょう。M&Aコンサルには公的な資格はありません、なのでM&Aコンサルと名乗ろうと思えば誰でも名乗る事が出来ます。
ただ、そんな玉石混交な状態では巨額のお金が動くM&A事業は安心して任せられないのでM&Aコンサルティングの個人能力を民間会社が認定する制度もあります。例としては、「M&Aエキスパート認定制度」や「M&Aスペシャリスト資格」があり、この認定を受ける事でコンサルティング能力がある事を顧客に示す事が出来ます。
【3】M&AコンサルとM&Aアドバイザリー、M&A仲介業者の違いとは
M&Aコンサルと、M&Aアドバイザリー、M&A仲介業者はどのように違うのでしょうか?
まず、上記の3つのM&Aコンサルティング会社の中で形態や業務内容から「M&A仲介会社」と「M&Aアドバイザリー」の2つに分離します。
(1)M&A仲介業者
会社を買収したい買い手と会社を売却したい売り手を募集して双方から仲介料を取る形態を仲介業者と言います。双方から契約料を取るので、仲介料はM&AアドバイザリーやM&Aコンサルよりも安くなりますが、売り手と買い手どちらの味方にもなりません。
また、数をこなす事を目的にしがちで、こちらの意に反してM&Aを成立させがちなので売り手も買い手もしっかりした信念を持ってM&Aに臨む必要があります。
(2)M&Aアドバイザリー
M&Aアドバイザリーは、M&Aコンサルを含むカテゴリで、買い手、もしくは売り手と専属契約を結ぶ契約形態の事です。仲介業者と違い、契約を結んだ相手の為にだけ忠実に働き、契約先の利益を最大化できるように行動してくれます。
ただ、一方としか契約をしないため契約料は高めになり、また妥協という事をしないので高望みをしているといつまでも契約がまとまらないリスクも出てきます。
このように、M&Aコンサル会社には、売り手・買い手の双方から契約料を取るM&A仲介業者と一方から契約料を取るM&Aアドバイザリーの2つがあります。
【4】M&Aコンサルはどうして必要なのか?
M&AコンサルやアドバイザリーがM&Aに欠かす事が出来ない理由は、簡単に言えば会社のオーナーや経営者が本業をしながらM&Aをするのが厳しいからです。
経営者がM&Aをする上で立ち塞がるのは、『法令関係』、『M&Aの契約問題』、『M&A後の人事・組織』の3つの問題です。
(1)法令関係
法令関係には、まず独占禁止法があり、特定分野の強化のためにM&Aをすると市場占有率が増加し独占禁止法に抵触する可能性があります。また、売却する会社にも会社法の定める競合禁止があります。これは会社を売却した経営者は、20年間同じ地域で同業の会社を設立できない決まりです。
M&Aでは少なくとも、この2つの法令に抵触しないように契約を結ばないといけません。
(2)M&Aの契約問題
M&A契約問題では、契約は自社の有利になり、少なくとも不利にならないように結ぶ必要があります。しかし、その為には財務会計など会社についての広範な知識が必要になりますし、また買収する側は相手の会社の負債を全て引き継ぐ必要も出てきます。
このように、M&A契約は専門的な知識がないと失敗やトラブルを招く恐れが高いのです。
(3)M&A後の人事・組織
M&A後の人事・組織とは、会社が合併した後に生じる買収先社員の処遇問題になります。M&Aで一番難しいのは、M&A後のPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)だとも言われています。この点でも、専門家のアドバイスは欠かす事が出来ません。
以上の3点を通常業務と同時進行でこなせるという経営者はそう多くないでしょう。
そうであれば、M&Aコンサルはどうしても必要という事になります。
参考サイト:M&A総合研究所ポータル
2)M&Aコンサルと契約する際の注意すべき6つのポイント

M&Aコンサル選びは玉石混交です。さらにはあなたがどのような契約を求めているかでも、ベストなコンサル会社は変わってきます。ここでは、コンサル会社と契約を結ぶ上で留意すべき事について解説します。
M&Aコンサルタントと契約する上で重視すべき点はいくつも存在しますが、特に重要なのは下記の6点です。
【1】業務内容
情報収集や資料作成、実務手続きの助言、契約書等の作成など、どのようなM&A業務を担当するかを取り決めます。
【2】契約期間
契約の有効期間で、短すぎると何度も結び直す羽目になります。M&Aの標準的な制約期間、半年から1年程は設定しておく必要があります。
【3】免責事項
M&Aを実行している途中に起きた、予期できないトラブルにおいて、会社やコンサル会社がどこまで責任を負えるかを取り決めます。
【4】秘密保持条項
M&Aで知り得た会社の情報を一定期間第三者に口外しない事を定めた条項です。短すぎるとM&A成約後にすぐに情報が漏れるなどトラブルの元になります。
【5】専任契約
他のM&Aコンサルや仲介業者と相談せず、一つの会社と専属してM&Aを委託する契約で、破ると損害賠償や契約解除の原因になります。
【6】着手金
M&Aコンサルには、着手金と成功報酬型、月々コンサルティング料型、着手金不要の完全成功報酬型など3タイプあり支払う金額に影響が出ます。
以上の6点は、M&Aコンサルと契約を結ぶ上で覚えておく必要があります。契約で躓くとM&Aを進めていくどころではなくなるので、よくコンサルタントと相談して設定していきましょう。
参考サイト:k経営承継支援価値をつなぐ想いをつなげる
3)M&Aのコンサル会社12選

M&Aコンサルと一口に言っても、それは事業コンサル、金融コンサル、仲介コンサルの3つのタイプに分かれます。
事業コンサルは、事業の今後を考えた顧客目線での提案力とサポートが魅力で、金融系は知名度を活用し金融ネットワークを生かした豊富な案件が売りです。そして、仲介系は取り扱い件数の多さと迅速な対応が売りですが、何でもどんどん決めてしまう点に難があります。
この章では、それら3種類のM&Aコンサル会社から4社ずつをピックアップして全部で12社を比較してみましょう。
【1】事業系コンサル会社4選
事業系コンサルティング会社とは、会社の経営改善やM&Aの効果の最大化を目指してサポートしてくれるM&A会社の事です。金融系と仲介系のコンサルティング会社が、マッチングの幅広さと成約数を売りにする傾向がある中で、事業系コンサル会社は会社の成長に焦点を充ててくれます。
沢山のマッチング会社を探し次々に見合いさせたりせず、M&Aは最期の選択肢と捉えて包括的な提案を出すので成約のスピードは遅くなる傾向にあります。自社に強いこだわりを持つ経営者や、自社の企業価値がよく分からない経営者にとっては、会社の強みを引き出すベストなパートナーになるでしょう。
税理士法人出身の山田ビジネスコンサルティングは、中小企業の経営問題をワンストップで対応できる包括的サービスが売りです。また、税理士法人なので会社の税務に対する相談にも的確なアドバイスが受けられ、財務事情に隠れた会社の問題点を見つけ出す事が出来ます。
税理士は銀行とも深いつながりがあり、融資面でもアドバイスが受けられるほか、事業系コンサルの中では迅速さも重視する方針なのでM&Aと経営を同時に相談するには最適です。
(2)みそうパートナーズ
みそうパートナーズは、大手監査法人の一部門から独立したコンサル会社で「顧客第一主義」を標ぼうしています。その為、みそうパートナーズは成約期限や件数のノルマを設定する事なく、顧客にとってベストなタイミングと価値を実現します。
顧客のニーズを最優先し、M&A前の戦略立案からクロージング後のPMIまで手厚くサポートし企業のバックアップも万全。必ずしもM&Aありきではなく、事業再生や事業承継に強いのが特徴です。
(3)辻・本郷税理士法人
辻・本郷税理士法人は、業種、形態、企業規模を問わずにあらゆるM&Aに対応し、マッチングからDD、M&A後の会計コンサルティングまでワンストップサービスを提供します。独立系なので、系列にとらわれることなく、中立の立場で顧客に最適なプランを提案します。
辻・本郷税理士法人は、監査法人、コンサルティング会社、投資ファンド、金融機関、証券会社、法律事務所と広範なネットワークを持ち様々なアプローチが可能です。
(4)フロンティアマネジメント
フロンティアマネジメントは、弁護士と証券アナリストが提携したM&Aコンサル会社で企業再生を最も得意としています。事業系コンサルタント会社としては取り扱う案件数が多く、大規模なM&Aに対応できる点が強みです。
フロンティアマネジメントの軸は経営戦略で、企業価値を高めない取引や将来性が低いM&Aを無理に進める事はありません。また、フロンティアマネジメントのブランドを活かしたマッチングも期待できます。
参考サイト:安心して前に進むためのM&Aの説明書
【2】金融系コンサル会社4選
金融系コンサル会社とは、銀行や証券会社の系列に属しているM&A事業社の事です。
このタイプのM&A会社は、グループの知名度が高く取引する起業案件も桁違いに多いので自然にマッチングする候補会社は多くなります。大手の企業も登録しているので、大規模なM&Aを考えている経営者にとっては向いている系統と言えるでしょう。
ただ、金融系コンサル会社は、どうしてもM&Aありきで話が進みやすいので事業再生や事業承継より合併や企業買収に関心がある経営者におススメです。
(1)野村證券
金融系のM&A会社の最大手が全国に158カ所の支店を持つ野村證券です。得意とするのは、20億円以上大企業のM&A案件で売り手の価値を提案する能力に優れているのが特徴です。
仲介ではなく、買い手への交渉という形なので売り手としてM&Aを依頼すると高値で売却してくれるのがメリットです。規模が大きいだけに、中小企業の案件にはあまり熱心ではなく、手数料はかなり高めになるのが弱点です。
国内外の企業や事業部門の買収、売却、合併、合弁、戦略的資本業務提携などM&Aアドバイスをしている銀行系のM&A会社です。
MUFGでは、技術導入や資本増強、事業承継などの広範で高い専門知識をもったアドバイザーを起用して豊富な経験に基づいた高度なノウハウを蓄積しています。東京近郊ばかりでなく、名古屋、大阪の3拠点にM&A専門スタッフを配置して、サービス体制を拡げる事もしています。
(3)みずほ銀行
みずほ銀行は、SMBC証券に負けない規模を持ついわゆるメガバンク金融系M&A会社として幅広いネットワーク力を誇ります。
M&Aの件数も豊富で、特に新興国のクロスボーダーM&Aの展開に力を入れています。大企業の経営者で特に新興国への進出や、国際展開などへの事業展開を考えている会社にとって良いパートナーになります。
ただ、中小企業の課題解決のノウハウは不足していて、M&A後のPMIのサポートは薄い弱点があります。
(4)SMBC日興証券
証券会社でもあるSMBC日興証券も金融系のM&A会社としてサービスを提供しています。
三井住友という財閥系の傘下にある利点を利用して、幅広いネットワーク力と信頼性を持ち、丁寧にマッチングから戦略提案、交渉までやっています。デューデリジェンスの支援なども充実していますが、金融系なので売上100億円以上の案件が基本で手数料も高く設定されています。
【3】仲介系コンサル会社4選
仲介系M&A会社とは、M&Aそのものに特化した会社の事を言います。
非常に簡単に言うと、M&Aを成約させる事によって得られる成功報酬で運営されている会社と考えれば早わかりです。その為に、仲介系のコンサル会社は、できるだけマッチング候補の会社を用意し、成約を一刻も早く進める事に優れています。
事情があり、少しでも早く会社を売却したい経営者にとっては、ここで紹介する4社に相談するのがベストと言えます。逆に、企業価値を高める為の戦略立案やM&Aに付帯する複数の手続きが苦手なので慎重に売却先を探したい経営者や企業価値を高めたい経営者には不向きです。
仲介系コンサル会社は、成約数を増やす事を大事にしているので、大企業ばかりではなく中小企業案件も多く揃えているのが特徴です。
(1)日本M&Aセンター
M&A会社として、最も知名度が高く案件実績も多いのが日本M&Aセンターです。大手だけあり、会社の規模も大きく、多くの社員が在籍しているので豊富な候補先のリストアップが出来ています。また相談料が無料である点も大きな魅力です。
こちらの日本M&Aセンターはどの系列にも属していないので、完全に中立な立場で売り手・買い手の落としどころを探ってくれます。日本M&Aセンターと相性がいいのは、後継者探しに切羽詰まっている会社のオーナーや経営不振が深刻な会社のオーナーです。
時間的な制約が強い中でも、ベストなM&A候補を見つけてくれるでしょう。
(2)ストライク
ストライクとは、仲介系M&A会社としては、日本で3番目に上場を果たした企業で、日本初オンラインM&A市場を運営するなど独自色を出しています。
こちらのオンラインM&Aのマッチングでは、検索により迅速に候補会社が探せるので、これまででは考えられない様々なジャンルで売り手と買い手のマッチングが起こります。ストライクの取組としては、経営者向けの事業承継セミナーなども随時開催していて実際に事業承継した経営者の体験談など貴重な話も聞けます。
(3)レコフ
レコフは山一証券から派生した仲介系M&Aで1987年創業の老舗企業です。
こちらのレコフは、業種、ストラクチャ、顧客、外部環境等、会社によりそれぞれ異なるサービス分野を見極めつつ、それぞれの分野で最良の支援を提供します。特に成長戦略や、クロスボーダーM&A、グループ再編、業界再編、事業承継の5つの分野について高い能力があります。
長年の経験に培われたキメ細やかなサービスと独自ネットワークと情報ストックから顧客に最適なM&Aを提案し、M&A戦略を実現化します。
M&Aキャピタルパートナーズは、東証一部上場を果たしているライオンの顔が特徴的なM&A仲介会社です。
こちらの会社の大きな特徴は、完全成功報酬型の料金体系で、着手金が無料なために途中でM&Aが破談になってもコストがかかりません。売り手や買い手にとっては、コストがかからないので安心してM&Aに乗り出す事が出来ます。
ただし、全くコストがないわけではなく、中間報酬(成功報酬の10%程度)が掛かるので注意が必要です。
参考サイト:起業LOG
参考サイト:参考サイト:安心して前に進むためのM&Aの説明書
4)M&Aコンサルを選ぶ3つのポイント

M&Aコンサルタントを選ぶには押さえておくべき複数のポイントがあります。この章では、ベストの1位を探す為に必要なM&Aコンサル会社を選ぶ大事なポイントについて解説します。
【1】実績
M&Aコンサル会社はサービス業なので、いかに多くの案件をこなしたかが大きなPRポイントになります。会社の見た目だけは大きくても、実績が乏しいようなら時間だけが掛かり、こちらが望むマッチング案件を探せない恐れもあるからです。
また、実績と言っても偏っていては無意味なので、オーナーとしては、自社と同様なM&A案件が過去に何例あったかを尋ねてみるのもいいでしょう。
【2】ネットワークの広さ
ネットワークには、たくさんの知識が必要ですが、規模が小さい案件を専門的に扱う会社の場合M&Aコンサルの専門家しか在籍していない事が多々あります。しかし、M&Aには段階によっては、弁護士や税理士、社労士などのような専門職の手も必要になるので、ネットワークの狭さはM&A成就の妨げになる時もあります。
その為、ネットワークを広くもっているM&Aコンサルかどうかを調べておくのはとても重要です。
【3】担当者との相性
担当者との相性は、3つのポイントでもとりわけ重要な要素です。というのもM&Aは半年、一年以上もかかるので、担当者とは複数回顔を合わせて打ち合わせをする事になるからです。
担当の相性が悪いと、顔を合わせる回数が増える度に苦痛が増しますし、実りのあるM&Aを実現できる可能性も低くなります。これは、担当者の能力とは無関係に、誰でも自分の気に食わない相手の為に頑張るのは難しいという理由によります。
人の好き嫌いは、このようにM&Aの成否にまで影響するので担当者と合わないと感じたら、早めに交替する事をおススメします。
参考サイト:M&A総合研究所
5)M&Aコンサルに関するQ&A

以上、M&Aコンサルについて解説してきました。この章では、上記で紹介してきた以外のM&Aコンサルの疑問、質問について紹介します。
【Q1】M&AコンサルタントとM&Aアドバイザリーは同じですか?
M&Aコンサルタントの業務は、一般に抽象的で幅広いジャンルを含んでいます。何故なら経営は財務や組織論、システム、法務などの多岐に及ぶジャンルの総称なのです。
そして、M&Aアドバイザリーとは、このコンサルタント業務の中のさらに専門性に特化した業務と考えて下さい。つまり、経営というコンサルタント業務の中には、さらに財務というアドバイザリーがあると言う事です。
参考サイト:M&A総合研究所
【Q2】投資銀行とコンサルティング会社の違いはなんでしょうか?
よく違いについて、取り沙汰される事が多いのが投資銀行とコンサルティング会社です。どちらも、ただM&Aをするだけではなく、企業価値の増進を考え会社価値を高める事に力点を置いている点は似ています。
投資銀行とコンサルティング会社の違いは以下の通りです。
- コンサルティング:売上・営業利益の改善に関するアドバイスをする
- 投資銀行:資金調達や財務面に力を入れ、貸借対照表を動かす事に関するアドバイスをする。
どちらかというと投資銀行の方が会社事業の深い所まで関わります。
参考サイト:ソーシャルランチ OB訪問できる就活サービス 厳選された社会人にOB訪問できる就活支援コミュニティ
【Q3】スポットコンサルとはどんな仕事ですか?
スポットコンサルとは会社経営に対するアドバイスなどを短時間で相談できるサービスです。
トップコンサルタントの利用料が1時間あたり10万円になる事もあるのに対し、スポットコンサルは個別面談で90分5万円、スカイプなど60分7千円から2万円と格安です。
スポットコンサルが低価格なのは、一度定年退職したシニア世代の再就職先であるからで団塊世代の大量離職に伴い、今後も増えていくかも知れません。
相談範囲もベンチャー、ベストプラクティス、マーケティング、実態調査など広範で、大雑把なニーズでも専門家や経験者が答えてくれます。M&Aについても、専門家がいれば、かなり格安で助言を受けられるので有効活用できるかも知れません。
参考サイト:比較bizまとめ
6)この記事のまとめ
M&Aコンサルについて比較解説してみた結果、以下の事がポイントとしてまとめられます。
- M&Aコンサルの業務内容には、助言、代理契約、戦略立案、組織再編、紹介業務等がある。
- M&Aコンサル会社には、買い手と売り手の両者から仲介料を取る仲介業者と、専属契約した一方から報酬を受けるアドバイザリー会社の2種類がある。
- コンサルタント契約では、業務内容、契約期間、免責事項、秘密保持条項、専任契約、着手金などを特に重視して契約する必要がある。
- M&Aコンサルには、事業系、金融系、仲介系の3種類があり、事業系は企業価値を高める点に、金融系はより会社を高く売る点に仲介系は買収や売却の速さに特徴がある。
- M&Aコンサル選びには、実績、ネットワーク、担当者の人柄の3つのポイントを重視する。